名刺は行政書士に限らず、何らかのビジネスを行っている方にとって必携のアイテムです。
これは新人行政書士、ベテランを問わず持っていて当然のものであり、ビジネスの場では常に自分の名刺を渡せるようにしておかなければなりません。
くれぐれも見込み客と会う前に名刺を切らしてしまった、などということはないようにしておきましょう。
と、ここまではビジネスマンとして最低限の常識なのですが、特に士業の場合、どこに仕事が転がっていてもおかしくはありません。
ですから、いつ、どこへ行くにしても、名刺は常に持ち歩いておくことを心がけるようにすると、嬉しい偶然が待っているかもしれません。
いつでもどこでも名刺が渡せるようにしておく
先述の通り、行政書士の仕事というのは、どこに転がっていてもおかしくはありません。
それこそ、事務所から一歩出たところに仕事が待っているかもしれない、と言っても過言ではないのです。
事務所を出たら偶然、久しぶりに会う知り合いであったり、しばらく会っていない顧客に遭遇するかもしれません。
また、たまたまホームページなどを見て、自分の事務所の場所を下見に来た人に出くわす可能性もあるのです(事務所を下見に来る人は結構います)。
ですから、事務所の近所に買い物をしに行くような時であっても、常に名刺だけは持ち歩くことを心がけましょう。
プライベートな時間でも名刺は必ず携える
そして、たとえ自分のプラベートな時間であっても、名刺は常に持ち歩く習慣をつけておくことをお勧めします。
例えば、たまたまプライベートな旅行先で知り合った人が、企業の経営者であったり、何らかのビジネスをしてるような方であれば、そこで自分の名刺を渡すこともできます。
お互いビジネスマンですから、そこからどんどん話が広がって、もしかすると何らかの仕事になる可能性も決してゼロではありません。
たとえそこでビジネスの話にならなかったとしても、人脈がひとつ増えたというのは、それだけで大きな収穫と言えます。
ここで大事なことは、ただ単に名刺を渡しただけで終わらせず、もし相手の名刺もらうことができたら必ずアフターフォローを行うことです。
それだけでも、相手からの印象はかなり違ってきます。
名刺一枚で仕事になることも実際にある
ちなみに、これは私の体験談なのですが、たまたまプライベートで入った喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、ある内容で困っている、といった隣の席の人たちの会話が聞こえてきました。
そこで私は『お話中すいません、失礼ですがお話が聞こえてきてしまったので・・・実は私はこういう者で・・・』と持っていた名刺を渡しました。
そこで、その方々から色々と詳しい話を聞き、それは私のところで対応できますよと、その場で仕事の依頼まで話が進んでしまったことが実際にあったのです。
まさに、たった一枚の名刺で仕事になってしまったという実例です。
行政書士の仕事は世の中の至るところに転がっているというのは、そういうことなのです。
もちろん、これらは可能性や偶然という要素が大きいことは言うまでもありません。
ただ、その時に備えておくことは誰にでもできます。
小さな名刺入れ一つ持っているだけで仕事になる可能性があるのですから、プライベートの時であっても、携帯電話などと同じような感覚で常に持ち歩くよう心がけてみてください。