行政書士として人に会うことが増えてくると、ビジネス上の名刺交換をする機会も多くなります。
できる限り自分の存在をアピールするには、名刺の内容やデザインといったことを工夫することも大切です。
例えば自分の顔写真入りのものだったり、三つ折りの名刺だったり、印象に残るような目を引く色使いをしてみるなどといったことです。
しかしこれだけでは自分の存在を相手にアピールするにはまだ不十分です。
そこで名刺交換後のアフターフォローというのが大事になってきます。
目的は自分のデータを相手のパソコンに残すこと
具体的な方法としては名刺交換後、相手に対してお礼のメールを送るということです。
最近の名刺には、大抵相手のメールアドレスも記載されています。
ですから、そのメールアドレス宛に名刺交換のお礼メールを送付するのです。
メールをするタイミングとしては相手が自分のことを忘れないうちに、当日あるいは翌日くらいまでには送るようにしましょう。
なぜあえてメールを使うのかというと、相手のパソコンなどに自分のデータを残すことが目的だからです。
会社などによっては名刺をデータ化し管理しているところもあります。
しかしほとんどはもらった名刺が束のままになっている、ということがまだまだ多いものです。
そして自分の名刺も、そのままではいずれその束の中に埋もれていってしまう可能性が高くなります。
ですから相手が自分のことを思い出した際に、すぐ検索してもらえるメールを活用するのです。
ビジネスメールには署名が必須です
なおビジネス上のメールを送付する際には、必ず署名を入れましょう。
署名には自分のメールアドレスはもちろん、ホームページを持っていればホームページアドレスも記載しておくことで、相手がホームページを参照してくれるかもしれません。
とてもマメな作業ではありますが、これをやるのとやらないのとでは、相手の印象が大きく違ってきます。
実は私も開業当初はこのような作業は行っていなかったのですが、その後にある方と名刺交換した際に丁寧なお礼のメールが届き、以来、その方法を真似させていただいてます。
メールであれば相手の負担感も少ない
メールであれば電話などとは違い、相手の都合のいいタイミングで開いて読んでもらうだけなので、相手の負担となることもありません。
またこうしたメールを迷惑がる人はまずいません。
このような作業をすることで、すぐに仕事に結びつくことではないかもしれません。
しかしこのような作業の積み重ねが、その後に仕事を呼び込んでくることも多々あるのです。
これはすぐに実践できる方法ですから、新人行政書士の方はビジネス上で名刺交換したら、ぜひお礼メールを出すようにしてみましょう。
Facebookを使っている人にはMessengerも有効な手段
メールでのアフターフォローの他にも、例えば名刺交換した相手がFacebookユーザーであれば、名刺交換後に友達申請をしたうえでMessengerを使ってみるのも有効な手段です。
Facebookユーザーは、かなりの確率でMessengerも一緒に使っています。
もし名刺にFacebookの記載がある場合には、こうした方法でアフターフォローするというのも方法のひとつです。
Facebookでのアフターフォローについてもメールと同様、相手が忘れないうちに行うようにしましょう。
いずれにしても、単なる名刺交換で終わらせることなく人脈を広く構築するためには、次のアプローチというのをマメに行っていくという積み重ねが重要です。