開業したばかりの新人行政書士と話をしていると『開業したが、まず何をすればいいのかわからない』といったことを口にする方が多いです。
実際、私も開業当初はそのように考えた時もありました。
何をすればいいのかわからないというのは、要するに『どのようすれば仕事を獲得できるのかがわからない』ということなのでしょう。
いくら実務の勉強を重ねて知識を増やしても、肝心の集客ができなければそれを生かすことができません。
では開業したばかりの新人行政書士は、仕事を獲得するためにどのようなことを行っていけばよいのでしょうか。
開業したら自己研鑽と営業活動が必須です
仕事を獲得する手段としては、まず何らかの営業活動をしなければなりません。
事務所に立派な看板を立てたとしても、当然ながらそれで顧客がどんどん集まるほど甘くないのは十分承知していることでしょう。
営業活動と一口に言っても、飛び込み営業であったり電話営業であったり、ホームページでの集客であったり、チラシの配布であったりと様々な方法が考えられます。
また新人行政書士は積極的に人の集まる場所に出ていくことが大事です。
対面での営業活動は、名刺交換や雑談も含め自分をアピールする絶好の機会となります。
そうした対面での営業と併せて、ホームページの充実やチラシの配布などを行っていくことで、自分の仕事、事務所をどんどんアピールしていきましょう。
もちろん営業活動とともに、問い合わせや相談対応に必要となる自己研鑽も欠かせません。
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まずは小さな目標を立てて実行する
自分をアピールするための手段というのは、考えればいくらでも出てきます。
ただし考えるだけであれば誰でもできますが、それを行動に移すことができるかどうかが重要なのです。
仕事をとれないと悩んでいる新人行政書士は、この点がしっかりできていない方が多いように感じます。
そこで誰でもできるお勧めの方法としては、何でもいいので毎日小さな目標を立て、それをノルマにしてしまうことです。
例えば人が集まる場所に出たら自分の名刺を最低10枚配るとか、事務所のチラシを1日最低100枚配るとか、電話営業を最低10件行うなどなど、本当に小さな目標で構いません。
WEB集客を狙っている方はコンテンツを毎日3つ作成する、などといったことでもよいでしょう。
そして決めたら毎日確実に実行するのです。
経営者が何もすることがないというのはあり得ない
行政書士として開業したら、あなたはその日から経営者です。
そして経営者が毎日何もすることがない、ということは絶対にあり得ません。
たとえ小さな小さな目標達成であってもそれが日々積み重なれば、顧客獲得の可能性がどんどん広がっていきます。
実務知識を得るための自己研鑽はもちろん重要ですが、それを生かすためにはまず仕事をとらなければ話になりません。
結局、行政書士として成功するかどうかは実行力、営業力があるかどうかで決まります。
新人行政書士は、考えられる営業方法を何でもやってみることが必要です。
まずは自分の事務所を知ってもらうこと、何ができるのかをアピールすることに注力してみましょう。