行政書士が仕事を獲得するためには、当然何らかの営業活動をしなければなりません。
その集客・営業活動においては、事務所のチラシやパンフレットというのも重要なアイテムです。
ホームページなどの媒体とは違い、アナログ媒体は限られたスペースの中で、いかに自分の事務所をアピールできるかが重要なポイントになります。
しかしいざこれを考えようとしても、なかなか難しいものです。
チラシやパンフレットのデザインをプロに外注してしまうという手もありますが、新人行政書士が最初からこうしたところに予算をかけるのは大変かもしれません。
私自身は開業当初からアナログ集客中心だったのですが、できるだけ予算をかけずに、効果的なチラシやパンフレットを自分で作成できないかどうかを考えてみましょう。
プロのデザインセンスを参考にしてみる
デザインやキャッチフレーズというのは、どうしてもセンスが必要なところです。なかなか素人が簡単に真似できるものではありません。
しかしプロが制作したデザインやキャッチフレーズのヒントというのは、普通に生活している中にいくらでもあふれています。
例えばスーパーやコンビニに行けば、何気なく外観だけで思わず手に取って見てしまう商品もあるでしょう。
普段は何気ない行動であっても、なぜこの商品を手に取ったのかを考えてみることで、何かヒントが浮かんでくることがあるかもしれません。
また毎日届くポスティングチラシや新聞広告も、思わず手を止めて見入ってしまうものがあります。それも同様に、なぜこの広告に目が止まったのかをよく考えてみるのです。
もちろん一朝一夕で真似できるものではありませんが、アナログ集客ではチラシやパンフレットの配布というのは有効な手段となり得るものです。
開業当初からプロにデザインを外注する予算がとれなければ、こうした点も研究しながら力を入れていくことになるでしょう。
試行錯誤を繰り返しながら反応率を上げていく
それでも最初はなかなか反応がとれるものが作れないかもしれません。
しかし試行錯誤しながらどんどん研究を重ねていけば、集客の柱となるチラシやパンフレットができ上がっていくものです。
実際、私が開業当初に作成したチラシなどは、今見てみると恥ずかしいくらいにひどい出来でした。当然反応もまったくありませんでしたね。
今ではあまり自分でチラシを制作することはなくなりましたが、そうした努力の中で、どのようにアピールすれば反応がとれるのか、というコツはだいぶつかめたと思います。
簡単ではないかもしれませんが、開業当初はとにかく一人でも多くの人に事務所の存在や業務内容を知ってもらうのが大切です。
チラシなどのアナログ集客というのは、どうしても時間や手間がかかりますが、上手に活用できれば、開業当初の集客の柱として大きな効果を発揮してくれる可能性を秘めています。
ぜひ試行錯誤を重ねながら、集客できる宣伝ツールを作り上げていきましょう。