見込み客の信頼を得るには、行政書士としての実力を示すことができれば最も早道です。
しかし初対面の相手に対して、実績も経験も乏しい新人行政書士が自分の実力を伝えるのは難しいかもしれません。
もちろん業務に関する知識を得るための自己研鑽に励み、見込み客と対等に話ができるようにしておくことは大前提です。
そこである程度の自己演出による場の雰囲気づくりで、自分の実力以上の信頼を得るためのテクニックが必要となってきます。
ビジネスでは第一印象というのはとても重要な要素なので、最初の面談時が勝負になります。
実力以上の雰囲気を出すためには?
最初の面談時において『こいつはデキる人間かも』と見られるようにするには、まず以下のようなことに気を配ってみましょう。
身なりはきっちり整える
ビジネスでは第一印象がとにかく大事です。ですから見込み客と面談するにあたっては最低限のマナーとして身なりはきっちり整えておきましょう。
人は意外と細かいところまで見ています。
特に目につくところには十分に注意を払うようにしましょう。
見込み客と話すときの心構え
まず見込み客と話す際は、自信をもってゆっくりと落ち着いて話すことです。
変に焦って早口になってしまったりすると相手が話を理解できないこともあります。そして何より落ち着きのない印象を与えてしまいます。
自分ではゆっくりと落ち着いて話しているつもりでも、相手にはそう聞こえていないことがあります。最初はそういう点も冷静に意識してみましょう。
声のトーンも、少し低めに意識して話した方がより説得力が増します。
視線の位置も意識する
視線の位置にも注意が必要です。
相手とまったく目を合わさないで話していると、どうしても自信がないように見えてしまうものですし、相手に対しても失礼です。
だからといって相手の目をじっと凝視する必要はありませんが、大事なところでは相手の目をしっかり見て、自信をもって話すことが重要です。
公私問わず、普段から誰と話すにしても意識してみるとよいでしょう。
必ずメモをとる(フリでも可)こと
何もせずにただ相手の話を聞いていると、人によっては自分の話をちゃんと聞いているのかと疑念をもたれてしまうことがあります。
ですから会話中はフリだけでもいいので、とにかく必ずメモをとるようにしましょう。これだけでも相手からの印象はかなり違います。
もちろん重要な部分についてはフリではなく、本当にメモをとらなければならないことは言うまでもありません。
オーバーなボディランゲージはしない
あまりにオーバーなボディランゲージは胡散臭い印象をもたれてしまい、相手に不信感を抱かせてしまう場合があります。
ビジネスの場では落ち着いた雰囲気が大事なので、できるだけ過剰なボディランゲージは控えましょう。
もちろん、相手を指差すなどということは絶対にNGです。
新人行政書士だからこそ自己演出が大事です
新人行政書士は実績も経験も乏しく、相手と自信をもって話すことはなかなか難しいことかもしれません。
また、こればかりはどうしようもないのですが、そもそも人見知りだったり人と話すのが苦手、という人もいるでしょう。
しかし、これから行政書士としてビジネスに携わっていくためには、見込み客とのコミュニケーションは絶対に避けて通れない道です。
難しい、苦手などとは言ってられません。
少なくともビジネスの場では、とにかく割り切って自己演出できるくらいのスキルは身につけておくべきです。行政書士は客商売なのですから。
自己演出というのは、少し意識して頑張れば誰でもできることです。
新人行政書士だからこそ、自己演出のテクニックを使って実力以上の雰囲気を出せるように努力してみましょう。