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行政書士の営業・集客

行政書士はまず存在を知ってもらうこと~セミナー・相談会編

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士の営業・集客

行政書士の営業方法のひとつとしては、各種セミナーや相談会の開催というのも集客効果が期待できます。

セミナーや相談会は、法人・個人サービスを問わず開催することができますし、そこで見込み客の満足度が高ければ、後に仕事の依頼につながっていくという流れができます。

もっともあまりにニッチな分野で集客するのはとても困難なので、ある程度需要があると想定できるテーマの中から選定していくことになります。

新人行政書士でも、セミナーや相談会の内容をしっかり勉強し、顧客の知りたい情報をうまく伝えることができれば、仕事の依頼につながっていくでしょう。

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セミナーや相談会は集客が最初の難関

セミナーや相談会を実施するには、まず集客を行わなければなりません。

ターゲットとなる見込み客や内容によって異なりますが、法人向けであれば客層を絞ったDMやWEBサイトでの告知といったものが考えられます。

個人向けのサービスであれば、チラシやフリーペーパー等での告知などが考えられるでしょう。

他にも様々な告知方法が考えられますので、費用対効果を十分に考慮したうえで対象となる客層に合わせた告知を行ってみましょう。

セミナーや相談会の内容というのは、ある程度必死で勉強すれば初めてでも何とかなりますが、この集客に関しては最初の難関となります。

どれだけ自信のある内容のセミナーであっても、肝心の見込み客が集まらなければまったく意味がありません。

行うセミナーや相談会の集客にはどのような方法が合っているのか、とにかく知恵を絞ってみてください。

開催場所の選定~公共施設利用は不可の場合も

開催場所については、主に公共の施設や民間のセミナールームなどが考えられます。

ただし公共の施設で開催する場合には、営利目的の利用や有料での開催は基本的にできない場合が多いです。

公共施設の利用は見込み客にも安心感を与えますし、使用料も民間のセミナールームなどに比べて非常に安いので低コストで済みます。

このあたりは各自治体などによって使用基準が異なりますので、事前に必ず確認しておきましょう。

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セミナーと併せて相談会を実施する際の注意点は?

セミナーのみの場合、配布する資料を作成し、集まった見込み客に対して話をするだけなので、最低自分一人でも開催することができます。

しかし相談会を併せて行うような場合には、人が多く集まり相談希望者が多くなってくると、とても一人ではさばききれません。

ですから相談会の場合には複数の行政書士、あるいは必要であれば他の専門家と共催するなどがお勧めです。

せっかく来場してくれた見込み客との接点をみすみす逃さないためにも、事前の準備、根回しは入念に行っておきましょう。

もちろん、セミナーにしても相談会にしても様々な質問が飛び交いますので、日ごろからプロとしての自己研鑽に励んでおくことも重要なのは言うまでもありません。

目的は見込み客を効率よく確保すること

セミナーや相談会の実施目的は、あくまでも見込み客を確保することです。

詳細な資料がないと対応できないような場合などには、自分の事務所に誘導するなり訪問の約束を取り付けるようにすれば、見込み客との接点がさらに増えることになります。

そうすると見込み客にとっては初対面よりも敷居が低くなりますので、業務の依頼につながっていく可能性は上がるでしょう。

ただし見込み客に対して行政書士の認知度を上げるための目的でもありますから、その場でクロージングを急ぐのは厳禁です。

あくまでも見込み客のペースに合わせて話を進めるようにしましょう。

その場でのクロージングを強く意識するあまり、しつこく事務所に誘導する、訪問約束を取り付けようなどとすると、かえって見込み客が引いてしまいますので注意が必要です。

とはいえ、見込み客に対してさりげないアプローチを行っておくことは重要です。

最低限、セミナー内容の資料や名刺、自分の事務所案内チラシなどを渡しておくといったことくらいは行っておきましょう。

できれば相手の名刺をもらったり、可能な限り個人情報も集めておくと、その後のアプローチも行いやすくなるのでベターです。

セミナーや相談会は一度の失敗で諦めないこと

セミナーや相談会が最初から大成功となれば一番良いのですが、大抵の場合、最初は様々な面でなかなかうまくいかないことが多いものです。

私も開業当初に行ったセミナーで集客に失敗し、来場者がたったの2名ということがありました。

ただ失敗の経験も必ず今後の糧、教訓になりますから、一度くらいの失敗で簡単に諦めることなく、トライアンドエラーを繰り返しながら辛抱強く行ってみてください。

特に新人行政書士はこうしたセミナーや相談会だけではなく、まったく初めての仕事もこれから経験することになります。

転んでもタダでは起きない精神というのも大事なことですよ。